〈二次審査〉

二次審査からはジャンルの壁をはずして審査が行われました。
審査員の先生方による投票が3回行われ、徐々に作品数が絞られました。
1回目の投票で票を集めていた作品が2回目の投票では0票になるなどシビアな展開も見られました。
この二次審査の3回目の投票では、紙コップの票を単純に1点として数えるのではなく、
各先生方が「1点から10点までの数字が書かれた10個の紙コップ」を投じる「点数制」を導入。
紙コップが多く置かれた作品が必ずしも優位とは限らないスリリングな審査となり、
先生方の一挙手一投足に注目が集まりました。
先生方も、どの作品に高得点を入れたのか周囲からわからないように手に持ったコップの順序を入れ替えたり、
投票する順序に気を遣っていただいた為、会場内にはさまざまな予想が飛び交い一層の盛り上がりを見せました。
そして3回目の投票が終了。得点集計が行われました。

平林先生のコメント
「点数制になり、ひときわ審査が難しくなりました」

青木先生のコメント
「点数制なので、どういう結果になるのか楽しみです」

山田先生のコメント
「何点を入れたかわからないよう、置く順番に気を遣いました(笑)」

白井先生のコメント
「点数を入れながらの審査は難しいですね」

仲條先生のコメント
「疲れました。ノーコメント(笑)」

そしていよいよ集計結果の発表。
受賞作品10点が次々にアナウンスされ、その度に会場に低いどよめきが走りました。
この10作品の中から最終審査により、グランプリ1点、準グランプリ3点、
NIIGATA ADC賞6点が選ばれることになりました。

■ 最終審査 対象作品10点
●「ウエディング用ウエルカムポスター」白井剛暁
●「長岡造形大学 卒業・修了研究展ポスター」吉川賢一郎
●「WEEKリニューアル」関谷隆
●「鴇色の空」小池伸一
●「セイヒョーもも太郎 学芸会編」日下部浩一
●「現代の美術表現 素材と技法展ポスター」白井剛暁
●「麒麟山 タカネノハナパッケージ」石川竜太
●「DNN展示告知ポスター」山本拓志
●「photo album」涌井明人
●「自社(ACT)ポスター」阿部貴志